水草に限らず、園芸種の植物。
もっと言えば犬や猫に至るまで、生き物を扱う以上は絶対の育成メソッドはないのかもしれません。
しかしながら、経験測とデータを駆使しながら、だれでも少しづつ「上手」になっていくわけで、
そのあたりを整理すると10人が再現したら8人はうまくいくような方法を作ることができるかもしれないと思い、少しずつまとめていきたいなと思っています。
今になって考えてみると、
あの器具はいらなかったな・・・・とか
あそこで悩む必要はなかった・・・とか
そういうことも多くあったので、その辺を中心に
私の坊主メソッドは、2000年前後に南米の水草が頻繁に流通した当時、
何とかして育成難種のトニナをはじめとした南米有茎を維持できないかというところから試行錯誤してできた方法論です。
その方法論を利用して20年余り、、意外と多くの水草を調子よく栽培することができました。
水草を活性化させるためにやっていること (bouz555.com)
この辺に何となくはまとめているので、参照してもらいたいのですが、
書かれていないこと、もしくは時間に余裕のある人にはもう少しやってもらいたいことなどを少しづつ書いていこうと思います。
まず全体のセッティングで気を付けていただきたいことは
・なるべくシンプルなシステムを心がける
ということです。
これは結構重要で、あまりにゴチャゴチャしたシステムは故障・不具合の元ですし、どんなに水草をキレイに育てても、水槽周りがごちゃごちゃしてたら台無しです。
また、皆さん経験あるかとも思うのですが、どうしても水槽周りは水の飛沫が発生し、床が湿ったりすると、そこにホコリが張り付き、どんどん汚くなってしまったりしてしまいます。
そうなることを防ぐためにも、シンプルなセッティングとなるべくゴチャゴチャが見えないようにする気配りが大事だと思います。
昔はそうでもなかったのですが、最近のメーカーの器具は相当チャチなものもあり、そういうものが水槽に入った時点で安っぽく見えてしまいます。器具選びの時は、機能ももちろんですが、それがどう見えるか、あるいは、配線・設置場所の関係でゴチャゴチャしないかなど気を配ったほうがいいです。できれば、水槽には外部フィールターの給排水とヒーターぐらいしか器具が見えないのが理想です。
私はエーハイムを使っていますが、メインの60のハイタイプの水槽には2217です。普通に考えればどう見てもオーバースペックですが、洗濯機にならないようにする方法はいくらでもありますし、とにかく全体の水量を多くするということを第一に考えた結果この器具を選びました。
記事が長くなるので、またその2に続きますが、
先にこの方法論でうまく育成できた草とできなかった草をリストにします。
せっかく実践したら、自分の栽培したい水草には合わない方法だった!
なんてことになると責任重大ですから。それと、リストの水草は本当に私が育成した経験で作ります。想像とかではなく実証データです。
それと、申し訳ないのですが私はレイアウト(NA)はやりません。
あくまでも畑的に、もう少しうまく言えばダッチ風に栽培した結果です。
BOUZメソッドで状態良く育成できた水草
・トニナ全般(含ウアウペス、ネグロ)
・アマゾン水系の多くの有茎草(含アルアナの夕焼け・ピンネイト・アラグアイア水松葉)
・マヤカ、レッドマヤカの類
・南米アンブリアの類
・ドワーフチェーンロータスの類
・ラビットイヤー等の南米スイレン
・バルクラヤ類
・ワイルドエキノドルス類(高水温に注意!)
・エイクホルニア
状態良く育成できなかった水草
・アヌビアス(低pHの影響かいまいち遅いような気がする)
・アポノゲトン(低pHの影響かいまいち矮小)
・クリプト類(頻繁な水替えに耐えられない?)
・ルド・セネガレンシス(育つけど葉が矮小気味)
・ロベリアカージナリス(どんどん小さくなる)
・ラオススプライト(動かなかった)
・タイガーロータス(検証中だがいまいち)
こんなところですかね、、まだまだ思いついたら改定していきます。
今回新たな検証のネタとして、新規水草導入です。
流行りのロタラ・メキシカーナを水槽の端っこに入れてみました。
あくまで経験則ですが、パターン的にこの草は成功するとおもいます。
ではまた次回
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